結局乗らずに

今年の春に足車をジムニーからロゴに変えました。

それは決してジムニーがイヤになったわけでもロゴが欲しかったわけでもなく、車高の高いジムニーでは足の悪い母が乗れないので座面の低いクルマに変える必要があったため。

故にロゴである必要もなく、ジムニーとトレードくらいで買える安い適当な車高のクルマであれば何でもよかったんですな。最初はまた軽にするつもりだったのが、たまたま低走行で激安のロゴが見つかったってだけ。

で、ジムニーと入れ替わりにロゴが新しい足となったのですが、母が倒れて病院に運ばれたのがロゴ納車の翌日。

病院へはもちろん救急車で、転院の時も民間の救急車みたいなクルマで搬送され、転院先の病院から自宅に戻れないまま亡くなったので、母のために用意したロゴには結局一度も乗ることはありませんでした。

唯一乗ったと言えるとすれば、葬儀のあとにお骨になって実家に帰った時でしょうか。

まぁ、なんともタイミングの悪いこと。

こんなことなら父の乗ってたゼストを手放さずにそのまま持ってりゃよかったなんて話をたまにヨメさんとしてたりしますが、まぁそれはそれとして、短い間だったけどジムニーもそこそこ楽しんだし、ロゴも乗ってみれば見た目の地味さと裏腹に足としては非常に良くできたクルマなので、別に後悔とかはありません。

実はロゴを買う時には福祉車両も検討してまして、さすがにタマ数は限られるものの探せば100万以下で助手席がクルマ椅子になっててそのまま電動リフトで乗り込めるなんてのが買えたりするんで、助手席をそのまま実家に置いといて病院行く時はそのまま助手席ごと母を乗せれば母もラクかな~なんて考えていたんですが、県内で良さそうな中古がなかなか見つからないうちにロゴの出物が見つかっちゃったので結局ロゴにしちゃったという経緯がありました。娘は電動リフトをまるで遊園地のアトラクションのように「乗ってみたい!」なんて異様にプッシュしてましたけどね(笑)

福祉車両▲こんな感じの

福祉車両買って一度も乗らず、娘のオモチャになるよりはよかったかと思ってます。

 

ただ、こうして足の悪い親の介護をしてみると、最近新潟市ではBRTっていう連結バスの導入であーだこーだやってたりするんですが、導入したところで何か良くなるわけでもないBRTに市税を投じるより低床バスの拡充とか介護タクシーへの補助とか、高齢者や障害者に優しいインフラに力を注いだ方が助かる人が多いんじゃないかなぁって思います。

インフラに限らず、介護や福祉はまだまだ課題が多いですね。

 

2件のコメント

  1. うちには1台軽自動車の福祉車両ですけど、これがまた怖いって感じがする時もあるらしいので、うちの母は助手席の固定された方に乗りたがりますw

  2. ウチはもう介護する人がいなくなっちゃったんで、
    数十年後に自分が乗るときまた参考にします(笑)

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